高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2019年11月

お薬の副作用

薬には定期に飲む「定期薬」や、症状があるときのための「頓服薬」があります。ほとんどの薬剤には一定の効果が認められますが、中には薬が合わないケースもあります。

薬はさまざまな基礎データを積み重ね、動物実験、許可を得た人への投与などの過程を経て認可されています。しかし副作用の報告がない薬剤は存在せず、目まい、ふらつき、脱毛、痛み、じんましん、肝障害、腎障害、胸痛、血圧の上昇や低下、ショックなど、軽微なものから死亡につながるものまで多岐にわたります。頻度の少ない副作用にも注意を払い、納得して服薬いただくことは医師の大切な職務です。

薬に楽観的な患者さまもいれば、非常に過敏な方もいて、副作用がいつ出るかと疑心暗鬼になった結果、すべての不調が薬のせいに感じてしまう悪循環に陥る場合もあります。初めてのお薬に対しては心をニュートラルに。それが難しければ「いい効果を期待する」という姿勢がいいでしょう。薬の自己調節は危険です。薬が合わないときには、まず医師に相談してみましょう。必ず相談にのってくれるはずです。

 

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