高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2016年4月

頭痛について

多くの方が頭痛を経験しています。その多くは放置しても問題ないものですが、一部、命に関わる重大な病気の警告症状としての意味を持っています。一般に筋緊張性頭痛(広義に神経痛含む)と呼ばれる、肩、首の筋肉の張りからくる頭痛や脳の血管が収縮した後、拡張するときに起こる片頭痛と呼ばれる拍動性頭痛は、比較的多く見られる頭痛です。髄膜炎(脳の水にウイルスや細菌が感染して起こる)はごく軽症で終わるものもありますが、致死的となるものも含まれます。ここまで記載したものは、画像検査で異常は指摘されません。

脳腫瘍、水頭症(脳の水がたまって起こります)、くも膜下出血など頭蓋内出血は、コンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)検査で診断が可能です。どのタイプの頭痛かは、まずCTやMRI検査を行ってから判断していくことが多いので、手遅れにならないよう一度専門の医師に相談してみるといいでしょう。

 

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