高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2016年12月

超急性期脳梗塞治療について

脳梗塞とは 脳血管が血栓によって閉塞し、脳血流が途絶え 、半身まひや言語障害などのみならず、重篤な場合は死亡に至る病気です。

アルテプラーゼ(tPA)という脳梗塞治療薬の静脈内投与は、この血栓を溶解させ、途絶した脳血流を再開させることが可能で、劇的に症状を改善させる可能性があります。日本でも超急性期tPA療法が承認されていましたが、2012年9月から治療可能時間の適応が発症後3時間から4.5時間以内へ拡大されました。しかし半面、出血性病変を惹起することもあり得ます。また、一般的にはいわゆる緊急手術が可能な病院でしか使用できません。

脳梗塞の疑いのある症状が出た場合、一刻も早く救急処置が可能な病院に行き、この治療法の適応時間内に確定診断され、tPAが使用できるかを医師に判断してもらう必要があります。

 

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