高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2017年1月

冬の脳卒中予防

冬季には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血らの脳卒中の発症が増えてまいります。寒いと脳血管が収縮して動脈硬化のある脳血管が詰まりやすい(脳梗塞)のと、脳血管が縮むと末梢(まっしょう)抵抗が上がるため、血圧が上昇し、これにより脳出血やくも膜下出血が多くなります。また、暖房の効いた室内から寒い所に行くと、それが屋内であれ、屋外であれその急激な温度変化で余計に脳卒中は起こりやすいのです。外出時は着込んだり、家屋内であってもトイレ、脱衣所、お風呂を適時に暖房することで急な温度変化を防ぎましょう。

また冬季は水分補給が減りがちです。極端な水分不足にならないよう留意しましょう。入浴は熱いお湯は避け、半身浴を基本とするのが良いでしょう。長く肩までつかる入浴方法は呼吸効率の面からも、血圧の急激下降の観点からもお勧めできません。のぼせる状態は一見リラックスできて良さそうに見えますが、危険をはらんでいます

 

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