2017年4月
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍など脳の病気を経験した方が入院治療を終了し、めでたく退院でき、自宅に戻れることは、ご本人・ご家族にとって大きな喜びであるでしょう。
しかし最近は医療の分化が進み、入院時に治療を担当した脳専門医師への定期通院を継続できず、結局は専門外の医師にお薬を継続処方してもらっているというケースがどうしても多くなります。そのこと自体は、問題ではありません。ただ、肝心なのは、そういうケースであっても、数カ月~1年など、定期的に脳専門医師の診察を受け、磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)で脳の状態の定期的評価を受けておくということです。
脳専門医師への継続通院が不可能な場合には、脳の病気の再発は、専門外のかかりつけの医師と、脳専門医師の連携で防いでいくことが望ましいのです。
© KOCHI EAST CLINIC. All Rights Reserved.