2017年11月
顔の一部が痛んだり(顔面痛)、ピクピク動いたり(顔面けいれん)、しびれたりする方がおられます。今回は、顔のピクピクする動きについてお話しします。
顔の一部が勝手にピクピク動いてしまうという経験はありませんか? 頻度が少なく、範囲も狭い場合はあまり気にならないかもしれません。しかし頻度が増えたり、動く範囲が広くなると気になるものです。人前に出るのを避けるようになったり、仕事に行けなくなる方もおられます。
ある種の薬剤の副作用によることがあり、その場合は原因のお薬を減らす、中止する、変更するなどで対処します。これ以外のケースでは、頭蓋内の深い場所で脳血管や脳腫瘍が顔面神経を圧迫する刺激によって顔面けいれんを引き起こしていることが多いので、磁気共鳴画像装置(MRI)で何が顔面神経を圧迫しているのかを調べてから治療を考えていきます。
治療は①顔面神経への圧迫を除去する手術②ピクピクする部分への薬剤注射―という効果的な方法がありますので、まずは身近な専門の医師に相談してみましょう。
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