2018年6月
頭痛の経験は多くの方がお持ちです。鎮痛剤(痛み止め)で治らない頭痛の相談がよくあります。
治らないという意味に①薬を飲むといったん頭痛は軽快するが、また痛みだす②薬を飲んでも痛みがほとんどよくならない、という場合があります。①の場合はほとんどの頭痛であり得る話です。肩凝りや寝違え、頸椎(けいつい)捻挫、神経痛などの軽症例から、脳腫瘍などの重症例でもあり得ます。②の場合の代表例を挙げるとすれば、医学的に診断がなされる片頭痛や群発性頭痛に対して、通常の痛み止めを使用した場合にはよくあることです。これらの特殊な頭痛はその病態のための専用の薬を使用しないと効果がない場合が多いからです。どんなに強い鎮痛剤も、片頭痛や群発性頭痛には効果がない可能性があります。
ただし①、②はあくまで例であり、きっちりと場合分けができませんので、痛み止めが効きにくい頭痛をお持ちの方は、専門の医師にまずは相談をしてみましょう。
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