高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2020年8月

高齢者の夏の高温対策

梅雨が明け、猛暑の日が多くなっています。この時季は熱中症や脱水症にかかりやすく、高齢者では余計にリスクが高くなります。屋内にいれば大丈夫、水分補給さえしていればと思っていませんか?

実は屋内でも高温になると大変危険です。積極的にエアコンや扇風機、送風機を使用しましょう。エアコンは体に悪いと思っている高齢の方がいまだにおられますが、間違いです。高温の室内でそのまま生活するよりは、はるかに体に良いのです。

また、家庭菜園や農業、庭の手入れなどの屋外作業ですが、基本的に30分以上の炎天下作業は、高齢者には推奨できません。30分程度に1回は、必ず涼しい所に逃げ込んで、体を冷やして水分補給をすることです。水分補給と体を冷やすこと、この両方がセットで必要です。屋外作業では空調服の使用も大変効果があります。高齢者が熱中症や脱水症になると命に関わりかねませんので十分留意しましょう。

 

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