2021年2月
手術なしで急性期脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)を治療した患者さまや何らかの脳外科手術を経験した患者さまが、比較的元気に生活できている場合、当該治療の後に、いつの間にか数年以上にわたって脳外科専門の医師への受診がなく、神経学的評価や脳画像の追跡評価が行われていないというケースを多く見掛けます。これは危険な状態と考えられます。
脳梗塞、脳出血については無症状なものも多く、知らぬ間に起こっている場合がありますし、血管を広げる治療後や脳腫瘍の術後では、無症状期間が長く、再発に気が付かない場合もありますので、やはり数カ月から1年に一度は専門の医師による追跡評価が大切です。このことは脳以外の病気でもしかりです。まずはかかりつけ医に相談するか、専門の医師のいる病院に問い合わせてみましょう。
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