2021年7月
脳の病気を経験したか否かにかかわらず、脳の状態の定期的な評価は非常に意義のあることです。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳動脈狭窄(きょうさく)症など、さまざまな脳の病気の経験者は、その後の状態把握が重要で、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)を使用した専門の医師による計画的な評価の上、治療方針の再確認が必要ですし、ほとんどの方々がそうされていると思います。
近年、脳専門の医師から離れた内服処方のみの方の中に、長期にわたり脳画像評価を受けていないケースが見られますが、かかりつけ医や専門の医師への相談をお勧めします。まったく脳の症状がなくても状態を知りたいという方は、脳ドックを行っている病院に問い合わせてみるとよいでしょう。ご自分では脳関連の症状ではないと思っていても、脳の病気を疑われることもあり、この場合に限っては保険診療が可能です。まずは医療機関に相談することをお勧めします。
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