高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2021年8月

夏の脳梗塞にご用心

脳梗塞といえば、秋冬というイメージが強いと思います。しかし実は夏の猛暑の影響で脳梗塞も起こることがあります。暑さで脱水傾向となりますと、血液がドロドロになって詰まりやすくなるのです。

対策は基本、熱中症対策と同じです。小まめな水分補給、日差しを避ける工夫を要します。どうしても炎天下での作業が回避できない場合は15~30分を目安に日陰に入り、水分をしっかり取り体を冷やしましょう。汗を大量にかくような状況では、塩分摂取も体内の水分保持に役立ちます。散歩は猛暑の昼間は避けましょう。

室内であっても、また夜間でも脱水症状、熱中症、脳梗塞は起こります。扇風機やエアコンは適温で積極的に利用すべきです。エアコンは体に悪いというのは間違いです。特に体の片側の脱力、しびれ、ろれつが回らないなどの症状が急に出た場合、専門の医師に必ず、早急に相談してください。(再掲載)

 

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