高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2021年10月

脳卒中は秋冬に多くなります

秋を迎えて昼間は過ごしやすくなりましたが、朝晩は肌寒さを感じることもあります。季節を楽しみながらも、これから迎える寒さへの備えを少し意識してください。

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血は、秋が深まり冬に向け寒くなると増える傾向があります。寒いと血管が収縮しますし血圧が上がります。水分も取ろうという意識が薄れ、血圧変動や脱水傾向からどうしても血管系の病気は増えてきます。

心臓の病気も同様です。極端な脱水を避け血圧に留意し、防寒の準備を少しずつ始めてください。寒くなりましても入浴は高齢者には半身浴がお勧めですし、過度に温まり過ぎてのぼせないようにしましょう。のぼせは血圧低下を示しており、心不全や脳梗塞につながりかねません。飲酒後の入浴は余計に危険です。入浴前後のコップ1杯のお水やお茶の水分補給は有効です。脱衣所防寒具はまだ不要ですが、出せる準備はしておきましょう。

 

© KOCHI EAST CLINIC. All Rights Reserved.

TOP