高知東クリニック

2021年11月

頭痛の方　今回は前方痛について

頭痛の多くは首から肩などの筋肉のこわばりによる「緊張型頭痛」ですが、「片頭痛」「群発頭痛」など、さまざまなタイプがあります。受診される患者さまの中にも、痛みを感じる場所がどこということはなく、いろいろ変わる方や、ある程度痛む場所が決まっている方がおられます。

今回は額や目、顔を含め、前方が痛い場合の頭痛についてお話しします。原因が特定されたケースに限ってのデータ抜粋では副鼻腔（びくう）の炎症・アレルギー・腫瘍、眼圧が上がる緑内障、目周辺の炎症疾患や腫瘍、脳腫瘍、睡眠時無呼吸症候群、虫歯など口腔（こうくう）周辺の病気、歯のかみ合わせや入れ歯の不具合、三叉（さんさ）神経痛、風邪・帯状疱疹（ほうしん）などウイルス疾患らが挙げられます。つまり前頭痛の原因は脳の病気ばかりではありません。

症状により疑われる頭痛に対して必要な検査、治療を行いますので、気になる痛みがある方は我慢しないで、一度ご相談ください。