2022年3月
朝のすっきり感がない、だるい、日中頭が回りにくい、ぼうっとして集中できない、昼間眠い、朝頭痛があるなどで脳外科を受診される方。これらの症状に加え、睡眠時にいびきを伴う場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方がおられます。10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上あればSASと考えられます。脳卒中、心筋梗塞、高血圧、不整脈の発症率が高くなり、糖尿病悪化にもつながります。睡眠が取れていないため、低酸素かつ高二酸化炭素状態となり症状が出ますが、ほとんどの方がSASであることに気付きません。頻回に車をぶつけたり、交通事故となったお話から診断につながることもあります。
脳検査で異常なきことを確認の上、無呼吸の検知検査で診断可能です。対処法は手術、マウスピースの装着、減量、横向き睡眠、うつぶせ寝、夜間飲酒中止などですが、中等症以上で最も確実なのは機械装着睡眠の持続陽圧呼吸法(CPAP)です。当てはまるという方は、まずはご相談を。
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