高知東クリニック

脳外科・内科 高知東クリニック│高知県南国市篠原161番4

医療コラム

2022年12月

急性期頭部外傷診断

交通事故や転落などで頭部を強打し、救急搬送されるような場合、受け入れる病院側は、まずどのような検査をするのでしょうか? 脳の細部まで評価できる頭部MRIを行うであろうと考える方も多いと思いますが、実際は異なります。

まずは頭部CTや、エックス線撮影を行うことが多いのです。それは、手術を含め何らかの急性期処置を行うべき所見の有無を、いち早く判断するためです。急性期頭部外傷には、頭蓋骨骨折、急性硬膜下血種、急性硬膜外血種、脳挫傷、脳浮腫などがあり、緊急手術を要す場合もあるため、短い撮影時間で治療方針を判断できるCTがMRIより重宝されるわけです。頭部強打で搬入されたばかりの患者さまは、痛みや意識低下で撮影中じっと静止していることがなかなか難しいこともCTが選ばれる理由となっています。

とはいえ短時間で撮影できる特殊なMRIも登場しつつあり、CTとの併用が今後期待されます。

 

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